注文住宅づくりでは、予算内に収めるのに苦労することがあります。それは、こだわりの材料等を希望通りにプランに入れてしまうためであり、それほど使用しない設備や使わない場所の材料等はグレードを下げないと、調整が不可能なほど予算とかけ離れてしまうことも少なくありません。万が一予算内に収めることが難しそうなら、担当者と話し合って間取りを大きく変えるような工夫も必要になります。間取りがシンプルになったり和室から洋室に変更するだけでも、かなりの費用削減につながります。
高額な費用を少しでも安くしたいと考えることも多い注文住宅ですが、実は建てた後にもお金がかかりますので、これから建てようと考えている人は覚えておくことが大切です。注文住宅を建てた後には不動産取得税がかかり、これは土地を購入したり家を建てたりした時に一度だけかかるものです。毎年かかるものとしては固定資産税や都市計画税があり、立地や建物の大きさによって異なります。一戸建ての場合の相場ですが、おおよそ10万円から15万円の範囲内となっています。
火災保険料は建物の大きさや構造によって異なるものです。ただし、金額的にはそれほど大きくはなく、年間で1万円から2万円程度です。大きな額になる可能性が高いのはメンテナンス費用であり、一般的には10年から15年ごとにかかります。必要になる箇所は外壁や屋根の塗装、水回りであり、水回りは早く劣化する場所なので要注意です。