注文住宅の場合は外装と内装の両方を他には無いデザインに仕上げることができるメリットがあり、建売住宅では採用されないような設備機器も使われることが多い傾向にあります。例えば普通のサイディングではなく天然素材のタイルや石材などを外壁材に採用したり、全室を無垢材のフローリングを採用するなど基本となる住宅資材は数多くの中から選べます。内壁に関しても一般的な住宅では安価なビニールクロスを使っていることが多いのですが、注文住宅では施主の意向によって漆喰にしたり珪藻土を採用したり内壁用の高機能パネルを使うなど、選択肢は豊富にあります。内壁は生活を送っていく中で劣化を起こしてしまうものなので、考え方次第ではビニールクロスで十分と考える方もいますが、新築時の注文住宅から10年以上経過した時点でリフォーム費用が必要になります。
1部屋単位であれば高額になることはありませんが、もしも後からDIY作業によって綺麗な内壁に低料金で戻すことに魅力を感じていれば、ペインティングウォールなどを最初から採用することにより、劣化して汚れが目立った時点で水性塗料を購入してDIYでの塗り替えを簡単にすることができます。水性塗料の中には有害物質を含まない商品もあり、養生作業さえしっかりとしておくと、後はローラーと刷毛で簡単に塗装作業を行うことができ、尚且つクロスを剥がすことなく何度も塗り替えを行うこともできるので、住宅の維持費用の削減にも役立ちます。